SONY CLIE PEG-T600C バッテリー交換
PDAのバッテリー交換
PalmOSを搭載する機種は、外国製品しか変えなくなりました。
まだまだ使えそうなPDAたち。
バッテリー交換で初期の元気さを取り戻してやりましょう。
バッテリー交換
SONY CLIE PEG-T600C
2001年発売の、このモデル。
Palm OS 4 を搭載しています。
ソニーもすでに、サポート打切りですので、
バッテリー交換は、PDAのショップに頼むか、自分で交換するしかできません。

充電中のCLIEです。
2日ぐらい使うとバッテリーがなくなってしまいます。
たまに、遠くに出かける時には、充電器も御一緒しないと無理です。

まだまだ役立つマシンです。
パソコンで入力した予定表やアドレスを持ち歩けるのは、
とても便利です。
PDAショップをネットで探して、バッテリーを注文しました。
交換方法についてもネットで検索したのですが、
具体的な例がありませんでした。
バッテリー交換なら簡単だろう。と思ったのが間違いでした。

これが、届いたバッテリーです。
携帯電話で使われているバッテリーパックと形も似ています。
バッテリー交換は危険が伴います。
自己責任で、行ってください。

必要な道具。
極細のプラスドライバー(精密ドライバー)
両面テープ
はさみ
マイナスドライバー(精密ドライバー)
あと、カッターもあったほうが便利です。

それでは、さっそくバッテリー交換にとりかかります。
まずは、ジョグダイヤルのカバーを外します。


赤い丸で囲んだネジを外します。
背面2本、側面1本です。
背面の2本のネジは、側面を止めているネジとは、
長さも、ネジの頭の大きさも違います。
注意しましょう。
ネジは、非常に小さいので決して失くさないように。

カバーは、簡単に外れます。
ただし、このカバーを外すと、ジョグダイヤルの部分はフリーになります。
ひっくり返したり、持ち上げたりする場合には、注意が必要です。

次は、背面のカバーを外します。
赤い印のある部分のネジを全て外します。
背面1本左右側面1本づつ、底面2本です。
ネジをはずして、背面カバーを少し下にスライドして持ち上げると
カバーは、簡単に外れます。
フリーになったジョグダイヤルとフラットケーブルに注意!
決して、傷つけないようにしてください。

背面のカバーを外した状態です。
このあたりで、バッテリーが変えられると考えていたのですが、
この状態でできるのは、バッテリーのコネクターを抜くことだけ。
まだまだ、交換には至りません。

背面を開いているついでに、中にある部品を確認しておきましょう。
メイン基板は1枚ですが、バッテリーの上にかぶさっています。
バッテリーと、スピーカー・振動モーターの配線は、コネクターですが、
他は全てフラットケーブル。
なるべく、部品を外さずに、バッテリー交換をしたいのですが、
このまま、バッテリーを抜くことは、どう考えても不可能です。

フラットケーブルの1本は、バッテリーの上を通っています。
しかも、テープで固定されているので、このテープは、
外さなければ、先に進めそうにありません。
このフラットケーブルは、どうしても1度抜く必要がありそうです。
ロックを確認してから、ロックを外して抜きます。

このロックは、先の部分を上に持ち上げて解除するタイプです。
場所や、ケーブルの太さによって、いろいろなロック方法があるので、
よく見て、壊さないようにロックを解除してください。
フラットケーブルにも無理をさせないようにします。

バッテリーの上のフラットケーブルを通すサドルの横には、
スペーサーらしきものが着いていました。
失くしてしまうと、他のもので作る必要が出るため、
元々、着いているものを確認しながら作業します。

バッテリーの位置は、このあたり。
まだ少し、ばらさないとダメなようです。

底に着いているHotSynk と充電用のコネクターを外して、
下方向に抜き出せないかと考えましたが、
途中に、フレームがあるため不可能です。

背面から見て、右方向にも、フレームが邪魔をしています。
バッテリーを抜くには、基板を持ち上げる必要がありそうです。

ここまで、バラしてくると前面にも興味がわきます。
電池の裏側に、危険がないかも確かめたかったので、
2箇所のネジを外して、前面パネルも外してみました。
ネジ2箇所以外は、はめ込みですが、
少しはずれにくいところがあります。
無理をせずに、ゆっくりとはずします。

前面パネルを外しても、電池の姿は見えません。
この工程は、電池交換では、必要なかったようです。

こうなると、基板を浮かす以外に方法はないようです。
メモリースティック挿入口下の2本のフラットケーブルと、
コネクター1つを外します。
フラットケーブルのロック方法は、オーソドックスな抜取のものです。
ロックを解除してから抜きます。
コネクターは、この位置のままでは、完全には抜けない場合があります。
ある程度、抜いておけば基板をずらす時に抜き取れます。

基板は、2本のネジで止められています。
このネジも、極細です。失くさないようにしましょう。

ネジをはずして、爪で引っ掛けてある部分も外せば、
基板を浮かせることができます。
この時に、外したフラットケーブルや、ジョグダイヤルを、
傷つけないように更に注意が必要です。

基板の裏側にも、フラットケーブルが2本接続されています。
長さに余裕があるので、外さなくてもバッテリーは取り出せます。
ただし、バッテリー取外し時に基板に無理な力をかけると、
フラットケーブルが傷むかもしれません。
慎重に作業する必要があります。

電池は、裏面にも両面テープが張られています。
電池の置かれている台は比較的固い金属ですので、
少々、無理に外しても問題ありませんが、
金属に穴が開いているところがあるので、
細いものを使って、こぜる時は注意してください。
カッターの刃で、テープを切ってもいいのですが、
力を入れすぎると、フラットケーブルを切るかもしれません。
時間は、かかっても慎重に進めましょう。
バッテリーが出てきたら、新しいバッテリーの配線を
古いバッテリーの配線と同じ向きにします。


狭いところで配線も取り回すため、なるべく同じ向きにしておいたほうが
後の作業が楽になります。

バッテリーの置かれていた部分です。
両面テープなどが固まっている場合には、少し掃除しましょう。
なにせ、高さにも余裕がないため、後で苦労したくありません。

新しいバッテリーを組込みました。
組み込む前に、古いバッテリーを横に並べて、
同じ位置に両面テープを貼ります。
位置が変わらないように、組み込みます。
ここまでくれば、後はこれまでの逆の手順で組み立てるだけです。
バッテリーの上を通っているフラットケーブルを通す、
サドルは、割れやすいので注意してください。
組み終われば、充電して動作確認です。
バッテリーを交換するとデータは消えてしまいます。
交換前に、HotSynkで、バックアップしてください。
交換後に、充電してHotSynkすれば、
データーは、すぐにPDAに入ります。
後は、バッテリーの注意書きに従って使用しましょう。
作業後の感想!
おそらく、前面パネルは外さなくても、バッテリー交換は可能でした。
初めてのことで、しかも写真を撮りながらだったのですが、
それにしても、思っていたほど簡単な作業ではありませんでした。
ショップで交換してもらう場合には、バッテリー代を除く工賃は、
2000円程度となっているようです。
あまり機械を触った経験のない人でしたら、
ショップに任せたほうが無難だと思います。
でも、これでバッテリーが新しくなったと思えば、
かなり、満足です。
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Palmな日々 Sony CLIE PEG-T600C
PDA(携帯情報端末)
PDAは、昔で言うところの電子手帳みたいなものだけど、
携帯情報端末として、発展を続けてきた。
でも、携帯の高性能化に押されてついに、国内では絶大なシェアーの
シャープのザウルスも、ついに生産中止になってしまいました。
オレはといえば、今頃になってPalm OS を搭載する、
SonyのCLIEの使い勝手の良さを知って、
PDA生活を充実させようとした矢先のできごと。
愛用のSony PEG-T600Cも、そろそろバッテリーの寿命が近く、
この先、どうしようかと考えていたところ。。。
Palmの良さはなんと言ってもPCとシンクロできるところ。
パソコンで打込んだ予定をそのまま、PDAにシンクロできるし、
その逆も可能。赤外線送受信もいろいろなことができる。
こうなったら、愛用のCLIEのバッテリー交換!
と、思ったらソニーのサポート期間は終了している。
ネットで、バッテリーを探して自分で変えてやる!
そう思って、交換にとりかかりましたが、
これが思ったよりたいへんな作業。
バッテリー交換は、次回に回して、今回はPDAについて。
PDA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Personal Digital Assistantの略。
PDAとして知られる携帯情報端末(けいたいじょうほうたんまつ、個人情報端末とも)とは、スケジュール、ToDo、住所録、メモなどの情報を携帯して扱うための小型機器。Personal Digital Assistant(Personal Data Assistanceと表現されることもある)を略してPDAと一般に呼ばれることが多い。PDAは、アップル・ニュートンの開発を推進した1990年代初頭のアップルコンピュータCEOだったジョン・スカリーによる造語である。
近年のPDAは上に挙げた機能の他にも多くの機能を実装しつつある。
ノートパソコンと比べると機能は限定されているが、手のひらサイズのため持ち歩きしやすく、ソフトウェアの動作も軽快で電池の持続時間も長いなどの特徴がある。電子手帳と似ているが、PDAはソフトウェアのインストールやカスタマイズが可能で、電子手帳よりも自由な利用が可能。
多くがリアルタイムOSを搭載し、予定表の表示などは非常に高速である。ただこれは予定表の確認やアドレス帳の表示などがソフトウェア的に高速化されているだけで、PCで行うような複雑な演算処理や3D映像の描画などは必ずしも考慮されていない。だが、最近は、PDAのCPUも高性能化しており、Intel XScaleなどではMMX/SIMD拡張命令セットなどが付加され、ある程度複雑な演算処理も行えるようになっている。音楽を聴いたりすることや、MPEGなどの映像の再生なども特別な処理をすることなく、スムーズに見ることができる。また一部ではグラフィック・アクセラレータを搭載したPDAも出てきており、再生時に複雑な演算処理とグラフィック性能を必要とする高画質な動画ファイルも再生できるものも出てきている。
なお、スマートフォンという概念も以前から存在している。これはPDAに電話としての音声通話機能などを付加した物、または携帯電話・PHS端末が高機能化してPDA寄りになった物である。日本国内では欧米ほど一般的ではなかったが、ウィルコムからW-ZERO3が販売されたことで、普及の兆しが見え始めている。
最近では、ノートパソコンの小型化、携帯電話・PHSほか携帯端末の高機能化により、市場は縮小傾向にある。特に、ネットブック(Netbook)と呼ばれるインターネット利用に特化した、非常に安価でモバイルに適した小型ノートパソコンが流行の兆しを示しており、これから更に状況が悪化する可能性がある。また、スマートフォンとも市場が重なるため、PDAとスマートフォンの境界が曖昧になり、市場として統合される可能性もある。しかし、無線LANが普及しつつあることや、ニンテンドーDSのヒットでタッチパネルを利用した手書き入力が幅広い年齢層に受け入れられたことから、MID(Mobile Internet Device)として、PDAが再び注目を浴びる可能性は十分あるだろう。
なお日本では、1999年11月から自動車・オートバイを運転しながらのPDA等の画面の注視が法律で禁止されたが、手に保持しないハンズフリー設置をした物については、単純な注視は2004年11月以降の法改正後も依然罰則対象にはなっていない(道路交通法第百二十条第一項第十一号)。しかし、PDA等の画面の注視により交通の危険を生じさせた場合は依然罰則対象となっている。
スペック
メーカーにより大小に違いがあるがおおむね手のひらサイズ。液晶画面で情報を表示する。モノクロ・カラーがあるが、現在の端末はほとんどがカラー液晶を採用している。
ハードウェアキーボードについては内蔵型と非内蔵型にわかれる。非内蔵型はタッチパネルを兼ねた画面上で、タッチペン(スタイラス)で画面上をなぞる事により操作や文字の入力を行う。キーボードがない分コンパクトだが、文章入力には時間がかかる。なお、キーボード内蔵型でも同様の入力方式を併用する機器が多い。また、タッチタイピングは考慮されていない機種が多く、指先やペン先で注意しながらキーを押す作業が求められる。内蔵型は文章入力の利便性が高いが、その分機器が大きくなり、携帯性に劣る。
電源は内蔵バッテリーを使用する。乾電池を使用する機器もわずかに存在する。バッテリーを内蔵している機器は家庭用電源による充電が可能。持続時間は機器により差があるが、3時間から25時間程度。高機能のものほど持続時間は短い。
多くのPDAはパソコンとのデータ連携機能を持つ。シリアル接続、IrDA接続、USB接続によりパソコンと接続し、あらかじめインストールされた専用アプリケーションと同期する。これにより入力したデータやアプリケーションの転送、更新、バックアップ等がおこなえる。PDA同士の通信も可能。最近は、BluetoothやWi-Fi・無線LANなども搭載されているので、それを利用することも可能。
アナログモデム、PHS・携帯電話モジュール、無線LAN、携帯電話へBluetoothでDUN接続によりインターネットへ接続でき、ネットの閲覧、電子メールの送受信などができる。
SONY CLIE PEG-N600C
2001年発売。PalmOS4搭載。 PEG-N700Cより音楽機能を省いた下位モデル。PalmOS3.5のN700Cと併売されたこともあり、OSのバージョン差による性能差を批判する意見もあった。 カラーバリエーションとしてラベンダーパープルが存在。VAIOと色系統が同じ事もありセットで購入する人も多かった。 後に音楽再生機能を付加するアクセサリーが発売された。
PDA工房
携帯おもしろ画像 作成編
画像の加工方法や、画像ソフトの使い方、文字入れ用ソフトの使い方を
説明しています。すべてフリーソフトでできます。
携帯用に加工する方法を説明していますが、
サイズを変えれば、パソコンでも使えます。
年賀状印刷も、オリジナル画像で。
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2009年は、丑年です!画像加工して楽しい年賀状を作りましょう!
干支
年賀状のシーズンです。
E-mailが主流になった時代でも、やはり年賀状は楽しみです。
E-mailで年賀状を送るにしても、文字だけでは???
プリンターについているソフトでも、年賀状作成は可能ですが、
他の人と、背景が同じだったり、文面が同じだったり!
オリジナルさを出すには、画像ソフトが便利です。

この丑は、12年前のサントリーの正月版です。
そのままデジカメで撮影しています。
これでも賀状の背景作成は可能ですが...

パソコンの背景と組み合わせて加工すれば、
こんな背景も作れます!
携帯おもしろ画像 作成編
画像の加工方法や、画像ソフトの使い方、文字入れ用ソフトの使い方を
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携帯用に加工する方法を説明していますが、
サイズを変えれば、パソコンでも使えます。
年賀状印刷も、オリジナル画像で。
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